2011-03-10

一票の格差は、東京都には実質的には存在しない

よく衆議院選挙参議院選挙で、

一票の格差があって、都市部は不利、田舎は有利。これはオカシイ」という主張がある。

国政選挙に関しては」それはそれで正しいだが

政治への影響トータル」で見ると、

少なくとも「東京都民」に関しては、田舎より不利といえないのではないか

ただ、「神奈川県民」「千葉県民」「埼玉県民」について言えば、

実質的格差が厳然として存在すると言える。

察しのいい方ならお分かりだろう。

東京都知事」が、「他の46道府県知事」よりも

何故か「格上」に位置づけされているため、

「格上の知事選に参加できる都民」の実質的政治への影響力は、

一票の格差を帳消しにしてしまう」のである

別の言い方をすれば、都知事選に参加できる都民は「一級国民」、

そうでない他の46道府県民は「二級国民」なのである

今回、その象徴的言動が見られた。

神奈川県知事が、現職の知事の座を捨て去って、「格上」の都知事選

立候補する、というのである

東京都民は一級国民神奈川県民は二級国民」と宣言しているようなものであり、

これほど神奈川県民を愚弄した言動はない。

  • でも、ひとつの区の人口もないところが県とかいっているのがなんかひどいなと思うよ。 練馬区と島根県の人口はほぼ一緒。練馬区から何人国会議員が選出できる? というよりは神奈川...

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