2007-08-29

点才論は間違ってるな

http://anond.hatelabo.jp/20070427122718

例えば,数学テストで,「1時間で3問解ける」〈要領いい〉タイプの人と,

「1時間では1問しか解けないけど,1年あればどんな問題でも必ず全問解ける」

〈じっくりいい仕事タイプの人がいたとする。

どっちもすばらしい(とぼくは思う)んだけど,受験では,前者しか評価されない。

〈とにかく速く,なるたけ要領よく,点数を稼いだ者〉の勝ち,なのである。

〈モノサシがひとつしかない〉のである。哀しいことである。

●“点才”な人々。

所詮(ほとんどの)東大生は“天才”ではなく,“点才”(テストの点を取る能力(のみ)に異常に長けた人)ばっかであった。

はっきり言って,つまらん奴が多かった。

期待していた〈脳みそが喜ぶような出会い〉は,なかった…。

これは酷い自己擁護理論だ。こういうのが教育の舵取りをするからゆとり教育だの実験義理教育だの間違った方向に進むんだよな。

「1時間で3問解ける」タイプが、既にその形式の問題を知っていて(受験対策していて)単に早く解けただけで、「1時間に1問しか解けない」タイプが、全く見たこともない問題を1時間で1問解いたと言うなら分からなくもないが、東大にいる人間はそのような前者ばかりじゃない…というかそういう「受験脳」の方が少ない。彼等は「1時間で3問、全く見たこともない問題を解ける」くらい頭の回転が速い(かつ必要な知識を持っていて、それを十分に引き出せる・関連づけられる)。普段からそういう訓練がされている、というか。

「1年で1問しか解けないがどんな問題も解ける」に価値はない。なぜなら上記のような人間は「1年で3問、どんな問題も解ける」からだ。単なる自己の無能を正当化しているだけの稚拙な擁護理論だな。そしてこのような擁護理論を書いている時点で頭のレベルが知れてしまう。

鬱病を傘に着て他罰的になる人間は多い…が、そういう人間は往々にして真の大鬱病ではない(真の大鬱病患者はとにかく自責的になる)。こういうのは単なる適応障害とか人格障害だ。病院では「軽い鬱病ですね」と言われて誤摩化されているだけの。これを読んで見せつけるように自傷行為自殺企図するようならまさにそうだと言える

教育について考える 「学力」をめぐって5 社会階層間学力格差

東京大学学生の親の年収は、どこの大学の親の年収よりも高く

まあ当然だね。勉強に専念出来る、頭を使うことに専念出来る環境が、一流になるには必要だ。

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