はてなキーワード: 蛇イチゴとは
思えば独身の頃『ゆれる』を映画館で観て以来、西川監督の映画に惚れ込んで最新作が発表される度に観に行って、結婚してからは夫婦で一緒に観に行くようになって映画館で西川監督の映画を観たのはこれで4作目。
今回もとても良い映画だった。
敢えて選んだというフィルムでの撮影も作品に漂う雰囲気にとても合っていて映画の世界にあっという間に引き込まれた。
私個人は陽一よりも幸夫タイプの人間なので幸夫が色々なものを自らぶち壊すシーンには昔の自分の失敗を思い出して胸が痛んだ。
最後に幸夫が辿り着いた「人生は他者だ」という結論が幸夫が子供達や陽一らと関わる中で自らも成長した証だとしても、失くしたものは元には戻らないし時間も戻らない。
ただ、あの未送信メールは夏美の本音のすべてではないと思うし、そう思いたい。
冒頭の夏美のセリフには幸夫に愛人がいて、自分が外出自宅に呼ぶことを理解したうえでの言葉だと思えたがそれは考え過ぎだろうか。