2023-10-10

魚の切り身はフライパンで焼くべきである

anond:20231006204927

タイトル結論書いたが魚の切り身はフライパンで焼くべきである理由は側面が見えるからだ。

まず下ごしらえだが肉と違って魚の場合は塩を先に振る。理由は内側から水と一緒に臭みが出るからだ。酒はその塩を洗うのに使う。とは言うものの昔と違って魚の鮮度がいいのでそこまで気にする必要はない。なお、ここで常温にすることが重要なので先に言っておく。

本題に戻る。焼き魚の焼き時間と味は密接に関わっている。中に火が通るまでは食べられても0点。中に火が通った瞬間を100点とするとそこから時間とともに急激に点数が落ちてくる。牛すじの煮込みのように火が入ってからも点数が上がるタイプではない。従って内部に火が入る瞬間を見極めることこそが焼き魚の最大のポイントである

丸ごと焼くサンマなんかは見えないが切り身の場合切った断面が見える。フライパンで焼きながら切り身の断面を見ると下からジワジワ白くなってくる。真ん中まできたところでひっくり返して反対側も白い部分が下から上がってくるのでトンネルを掘るように白い部分が出会ったタイミングこそ外側部分の100点のタイミングなのである。ただし、外側の断面よりも中心のほうが火が入るのが遅いのでセンターは外側よりも遅れてやってくる。その差約1分。ただし冷えている魚は中心部に火が入るのが常温の魚よりも遅れてその分外側は余計に火が入ってしまう。だからこそ常温に戻すのである。火も内外差をなくすため弱火がベスト

グリルトースターでは中が見えない。時間を前もって知っていないと100点のタイミングを逸してしまうが、一般に素材の加熱時間一期一会サイズや元の温度で毎回変わる。だから断面が見えるフライパンなのである

このやり方が向いているのはカジキマグロのような平たい切り身。鮭もいける。一方でサバのように曲面が多い切り身は難しい。ぶりの照焼なんかはこのやり方だと柔らかく焼ける。味付けはブリをタレに漬け込まずにフライパンで照りを出したタレを塗る方が確実で美味しい。どうしてもタレを作る分遅れるので塩焼きの方が個人的には好きだが。タレを後から作る場合は作る前にフライパンを濡れ布巾に押し付け温度を冷ますこと。焦げる。なお、このやり方を使う切り身を買うときはできるだけ断面と焼く面が垂直になっているものを選ぶと良い。切断面が斜めだとひっくり返した時に断面が下を向いて見えなくなるからだ。

網焼きは表面がパサパサしがちなのでフライパンがいい。特に皮の表面がパリッとするまで網で焼くと中に火が通り過ぎてしまう。網はフライパンと比べて洗うのも面倒くさい。

フロンフライパンに油を敷いてキッチンペーパーで薄く広げて弱火でタイミングを見ながら作ると切り身は本当に美味しく焼ける。

記事への反応 -
  • 鮭は、グリル、フライパン、オーブン、トースターなど、さまざまな方法で焼くことができます。トースターで焼く場合は、アルミホイルを敷いて、170度で10~15分ほど焼きます。 トー...

    • anond:20231006204927 タイトルに結論書いたが魚の切り身はフライパンで焼くべきである。理由は側面が見えるからだ。 まず下ごしらえだが肉と違って魚の場合は塩を先に振る。理由は内側...

    • 俺もフライパン派だけど元増田があからさまにAIなみの生活経験値しかないレシピかいてて反論するのすらめんどくさい AIは一生仮想空間からでてくるな(でてこないんだけど)

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