2023-08-19

自分たちの厚意がクソ習慣になってしまった話

結婚することになった後輩Aがいたので祝杯を挙げようということになり、部署LINEグループ参加者を募ったらAの人徳もあって結構な人数が集まったので一人五百円でお祝いの品を贈った。

結婚相手はまだ遠方にいるということで気兼ねなく最後独身生活を楽しんでいたし、後輩のほしかった物は後輩の同期が把握していて、後輩本人も喜んでくれた。

数ヶ月後、次にそのひとつ上の後輩Bが結婚する運びになった時もみんな同じようなテンションだったので大人数が合う店で食事会をして一人五百円でお祝いを贈った。

こうして数回の食事会と贈り物が続いたが、ある時送られてきたCのLINEグループ結婚報告の末尾に『食事会、贈答品は不要です』との文言があった。

Cが再婚だったことや部署外に出るのが内定していたということも重なり、食事会と贈答品は無しでCを祝った。

更に同時期にBに子どもが産まれることになりAの要望で一人千円をもらい少し値の張るベビーグッズを贈ったのがいけなかった。

Cは千円を徴収され(自発的会計係に持っていってはいるが)贈答品さえも無かったことが腑に落ちずそれを同期の他部署のDに愚痴った。

Dに伝わった段階で多少CのバイアスがかかっていたにしろDから伝え聞いた人は好印象を持たなかった。

忘年会という名のやんわりとした飲み会が行なわれたようだが自分は出席できなかったのでその空気は知らない。

これが2019年冬までの話。

コロナウイルスが発生しマンボウによってリモートワークでZOOM会議で防音段ボール飲み会など人非人所業となった。

Cはなんとなく変な感じのまま転職してしまったがお祝いの食事会と贈り物はなくなった。

肩の荷が下りた気がした。

コロナウイルス、これだけはありがとう

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