2023-02-04

道長は『源氏物語』の主人公である光源氏モデルとも言われています

そんな「平安貴族代表格」である藤原道長ですが、晩年は「ある病気」に苦しめられながら最期を迎えたことが知られています

その病気とはズバリ糖尿病です。

糖尿病と言えば、現代では有名な生活習慣病一種です。病気としての知名度が高まったのはつい最近のことですが、その病気自体はるかから存在していました。

そして平安時代貴族は白米を主食としており、食事も豪華なものでした。藤原道長も、その溢れる栄華を象徴するように美酒美食に明け暮れていたといいます

彼ら平安貴族は、食事における盛り合せの美しさや品数の多さを重視していました。現代のように、栄養バランス考慮しようという頭はなかったと思われます

例えば、道長は「蘇」という、古代チーズと呼ばれる食べ物を好んでいたといいます

もっともこの蘇は、チーズといっても発酵はしておらずキャラメルのようなものだったため、非常に高カロリーでした。

手作りの蘇

その蘇を、道長ハチミツ甘栗と一緒に食べていたといいます

甘いもの好きな人にとってはたまらない食べ方でしょう。

しかし、100グラムで400キロカロリーはあったとされる蘇を、そんな風に好き放題に食べるような生活を続けていたのでは、身体がどうにかなってもおかしくありません。

しか運動不足でした。現代医者管理栄養士でなくても、これは「ああ、それじゃ……」と察してしまうところでしょう。

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