2021-09-19

夏の日の小さな図書館

夏のある日、大学図書館に行った。

その大学図書館はいくつかあり、1つ目星をつけて行くことにした。

自分が行った所は、学部専用というような扱いで他の図書館と別れており、比較的小さなものとなっている。

真夏の日だった。

日差しは照りつけ、空には入道雲が浮かんでおり、大学の校舎を背に青空と共に大きく広がっている。

学生夏休みに入っている関係か、あまり多くは見かけない。

それでも何かしらの活動をしているようで、話し声や掛け声が、うっすらと周りから聞こえてきた。

図書館に到着し早速入ると、冷房空気が吹き込んできて心地が良い。

図書館の中にはその学部に見合った本が揃えられており、机や椅子からも遠くない距離にあるため手に取りやすくなっている。

学生が1人おり、いくつかの本を机に積み上げ、ノート参考書を広げていた。

その様子から集中しているのが伝わり、勉強中ということが分かる。

自分本棚を見つつ、興味の合うような本を探すことにした。

このような空間は良い。

静かで、涼しく、また夏の明るさを窓から伺うこともできる。

勉強している学生の姿、外からかに聞こえてくる学生の声。

静かな空間とは裏腹に、少し気分が上がっている自分がいた。

それだけ居心地が良いと感じているのだろう。

本は、背表紙から気になるようなもの資料として価値のありそうなものなど様々だった。

しばらく本を読んだ後、時間関係もあるため名残惜しいが、そこを後にした。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん