2020-10-28

設定の過積載

特にラノベで、設定を盛り込みすぎて、ついていけないことがある。

ファンタジー小説で、架空の国を舞台に、特殊能力やら、制度やらいろいろ盛り込んで、さら主人公能力特別で…

とごちゃごちゃいうのだけれども、話を読んでいるより、ひたすら説明を読んでる感じで楽しくない。

設定が多すぎるのと、尺の都合で到底エピソードで語れないから、文であーだこーだいうしかないのかもしれないけれど、裏付けエピソードがなければ空々しい。

すごいと言われても、実感できず、へぇすごいんだ、それで?としか反応できない。ずっと物語蚊帳の外にいる。

そういうのが好きな人がいるのか、最近ますます増えている。

登場人物心理的葛藤や、キャラクターとのやり取りが好きで読んでた作家さんも、倣ったようにそんなのを書き始めて、案の定好きだった人物描写希薄になり、設定を語るばかりになっている。

この作家さんの本はもういいかな、と思ってしまっている自分がいる。

寂しいし、悲しい。

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