2020-07-05

IUT理論宇宙タイミューラー理論)に関して思うこと

数学理論研究過程には、多くの具体的な実例があって、ほとんどの数学者はそういう実例イメージを頼りに理論理解している。

IUT理論が多くの数学者に受容されないのは、その中間的な成果として、既存数学理論説明しないためと思われる。

よく、「他人がやらないことを研究せよ」と言われる。学者オリジナルな成果を出すことが仕事から、それは当然と言える。

では、ここで安易に「誰もIUT理論研究しないから、自分研究してみよう」と考えるべきだろうか。

IUT理論研究するというのは、今の段階では、IUT理論の成果や論法から既存数学の主要な成果または未解決の成果を導くということになる。

だが、よく考えてみると、そんなことをするにはIUT理論理解するのに加えて、やはり既存数学を深く理解していなければいけない。

たとえば、仮にIUT理論の成果からBSD予想やTate予想などの数論幾何の超重要な結果が得られるとして、それを導くにはやはりBSD予想等の同値な言い換えや十分条件を深く理解していなければいけないだろう。そして、それは現代の数論幾何代数幾何を専門的に研究することに等しい。

そして、そもそもIUT理論は「誰もやらない」のではなくて、「多くの人が研究しようと試みて結局諦めたもの」というのが正確である

から、IUT理論を用いて何かできる人というのは、別の研究を数年やれば、それなりの結果が出せるのではないだろうか。だったら、最初からそっちをやろうと思うのが普通感覚ではないだろうか。

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