誕生日がそもそも地球独自の風習であり、他の惑星や異世界においては「公転周期上において自分が生まれた日と一致する暦となったタイミングを祝う」という概念そのものが存在しないと解釈する。
元いた場所において次の誕生日まで残り200日であったのなら、そこから200日が経過した日にお祝いし、そこからまた元いた場所の公転周期と同じだけの日数が経過したら次の次の誕生日を行う。
上2つの方法には一つ問題がある。自転周期の違いである。1日=24時間というのは地球上においてのみ成立するものであり、単純に日数だけで計算した場合はズレが生じる。そこで元々いた場所を立った際の誕生日までの残り時間を算出し、それがちょうど使い切られたタイミングでその日1日を誕生日だと決定する。その後も時間数において誕生日を管理する。
上記の方法には誕生日が毎年変わるという欠点がある。そこで、上記の方法で算出された最初の誕生日を「地球上における誕生日」として設定し、毎年その日に誕生日を祝うことにする。その場合、母国における年齢とは別に「地球人としての年齢」が設定されることになる。これは地球上における身分を認める場合の便宜上の措置としても有効と思われる。