2018-05-21

歌に見る高度成長期経済停滞期の格差

数日前に亡くなった西城秀樹の「ヤングマン」の歌を久しぶりに聞いてみた。

「さあ立ち上がれよ

今翔びだそうぜ

もう悩む事はないんだから

ほら見えるだろう

君の行く先に

楽しめる事があるんだから

この曲がリリースされたのは1979年のことである高度経済成長も一段落して、石油ショックアクシデントから省エネ経済への転換期の日本

この10年後に発生するバブル経済に向けて、国民全体が更なるギアチェンジをふかそうとしている元気のある日本の姿がよく現れていると思う。

経済も、文化の発展・成熟右肩上がり時代であり、誰も後ろ側を振り向いていることは無かったのではないか

そして、バブル崩壊後の1996年にリリースされた近藤真彦ミッドナイト・シャッフル歌詞を読んでほしい

マイナーかもしれないが、この曲こそ低成長時代象徴していると思うので例にしています

「強そうに生きてゆくよりも

本当に強くなるために

屋上すみっこで傷ついた

その羽を震わせて見上げてる

冷たい夜空を」

バブル崩壊と低成長時代への突入という事態に対して、自信を無くしつつある日本人の心情をよく表現していると思う。

そもそもバブル自体が、日本人が世界第二位経済大国になったという幻想だったのではないか

この歌がリリースされて約20年経過したが、今の日本は当時よりも更に悪くなっている。

経済の縮小、人口の減少、過疎化高齢化東京一極集中格差の拡大などの課題先進国日本はこれからどこへ向かうのだろうか。

  • バブル崩壊後だったらSMAPの「夜空ノムコウ」の方が合っているかも。

  • その理屈だと辛いだの苦しいだのと嘆いてばかりの演歌が説明できない。

  • 最終的に「日本ダメだ、もうだめだ」みたいな歌詞になるの?

    • 開き直って、ええじゃないかみたいな歌詞になって欲しい。

      • 今こそええじゃないか騒動を起こそう もう日本になにも期待できないし楽しそう

      • そのええじゃないかがみんな大好き「日本の未来は世界が羨む」だの「息が吸える~息を吐ける~」じゃん もう自棄になれる体力は残ってないから 四川機呼吸だから

    • 「日本終了~からの~頑張ろう!」みたいな歌、探せばありそうな気がします。

  • それでは聞いてください。Kダブシャインで「日出ずる処」(2000年)   https://www.youtube.com/watch?v=sM_kjraGfl0 ここどこ ジパング 黄金の国 大地と海 太陽の恵み 神業   新しい才能 ...

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