理系からすると、物理的な証明が出来て初めて犯人確定ってイメージがある
指紋や物証、監視カメラとか、本人しか知り得ない内容の暴露とか
それ以外は推定無罪だ!って思うのも無理はない
でも、実際の裁判見るとそんなことはない
「ガバガバだけど、今のところそれっぽい容疑者他にいないよね、こいつがやってない証拠はないよね?
いろいろ総合的に判断して、こいつを犯人とするのが一番妥当じゃね?」
理系が考えるところの証拠や証明なんて、そもそも求められていない
例えば、AさんとBさんが2人で密室にいたとする
そこに警察が踏み込んでBさん確保
ちなみにBさんに返り血はついていない
理系の俺からすると、有罪は妥当だけど、厳密な話をすれば犯行は証明できてないよね、と思う
わりと確度の高い犯人とは思う
まあ、現実問題、疑う余地もなく犯人を証明できた!って理想的なケースばかりじゃないのが現実だろうから、そういう運用になるのはしゃあないとは思う
でも、確度の高い犯人から確度の低い犯人までいて、グレー状況はめちゃくちゃ出てくるのは容易にわかる
そこは裁判官のさじ加減ひとつ、というか、有罪デフォ目線での判例次第で決まる
少し前にテレビでやってた冤罪弁護士の特集を見た印象だと、弁護士がどれだけ食い下がれるかみたいな部分はあるのだろうけど、そこまで熱心に究明しようとするだけのモチベーショ...
弁護士の仕事は有罪を無罪に変えることではなく、有罪の重さを可能な限り薄めることだからな。極限まで薄めて結果的に無罪になるかもしれないが、無罪にすることが仕事ではない。