2017-02-26

育児マグロ漁船に乗っているようだった

今年も保育園に入れなかった人たちの嘆きの声を聞く

私が育児を始めた18年前と何も変わらない


あの頃も保育園狭き門だった

母の助けを借りられない私は、夜中に仕事をして、もうろうと昼間の公園にいき、子どもを遊ばせた

「寝るために保育園があるのではない」と市役所の人に言われた

昼に働いて夜は寝る、そんな当たり前の生活育児中の母には許されない


ちょっと本屋による

美容院で髪を切り、洋服セールに出かける

仕事仲間と突発的に飲みに行く


大人としてしていた普通のことすべてに他人の力が必要だった


の子どもが中学生に上がると、急に自分人生が戻ってきた

自分の足で習い事や塾に通ってくれる

予想外に仕事が長引いても、コンビニ食事を買って食べてくれる


いま振り返ると、あの頃の私はここにいたけどいなかった

同じ世界にいるのに、育児界というバーチャル空間にいた

例えは違うかもしれないが、マグロ漁船に乗って隔離された世界に生きていくことに近い気がする

でも私は確かにここにいて

普通の世の中をうらめしく眺めながら、なんとか戻りたいとあがき続けた18年だった


育児がひと段落した身として

いま子育て中の女性に何かアドバイスしたいのだが

言えることが何もないことをむなしく思う


育児は素晴らしいことで

今や成長した我が子も大好きだけど

耐え忍ぶしかなかったあの期間は確実にしんどいものだった

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