他はいらない。
いらないというか、いらない場合が多い。理科にしても社会にしても、大学以降どんな勉強が必要になるかは進路によって全く異なる。
日本語・英語・数学の3つは、ほとんどどんな進路を選んだとしても必要になる。
この三つを現状満足にできていて、さらに授業時間が余っているのなら、他の教科を教えても良いと思うが、現実には自分自身の日本語力、英語力、数学力に満足している人はほとんどいない。また、他人についても、やはり満足していない。
大学では学部によっては今まで高校までに教えていたことをゼロから教えなければならないからカリキュラムの変更が必要になるだろうが、ロスにはならない。なぜなら、日本語、数学、英語の授業時間がそのぶん増えているから、学生の基本的な読解力や理解力は高くなることが期待できるからだ。高度な日本語教育と数学教育で高度な読解力と理解力を身につけた学生には、高校までのレベルの基礎知識を教えるのはたやすい。
「入試は3教科以外いらない」ならともかく高校教育でそれ言っちゃうのはちょっと学ぶ機会を絞りすぎてる