シン・ゴジラ観た。おもしろい作品だと思うけど、ちょっと不満もある。
展開が素直すぎるというか、もうひと山あった方がいいような気がするんだよね。
そこで、なんらかの形で困難を克服しゴジラを倒すってのもありだけど、個人的には、タイムアウトで核ミサイルドッカーン東京焼け野原THE ENDがよかったのではないかと思う。
この作品はわりとリアルというか現実の日本に寄せてるし、明らかに原発事故を意識した作りになっていて、誰もが作中の日本と現実の日本を二重写しにする。
比較すると、彼らはゴジラを倒したけど、我々は原発事故をまだ終息させることができてない。現実VS虚構で現実は負けてるわけですよ。
という風刺というか政治・社会批判的な側面を持ち合わせいて、それはそれで悪くはないんだけど俺はあんま好きではないんだよなあ。
むしろ、そういった批判的側面をゴジラと虚構世界の東京もろとも爆発四散させる方が、ラストに快感があったのではないかと思うんだよね。
言うほど過激な論でもないし、仮に元増田が自分のリアル知人でこの話されても別に引くような話には聞こえないけど。 むしろ妄信的に良かった良かった以上の感想しか言えない連中よ...
ここで似たような議論やってる。 http://anond.hatelabo.jp/20160806000729 んでこのトラバでも書いたんだけど、あの作品で伝えたかったことって「重大な危機であっても、みんなが一丸となって...