2016-06-21

「私が選ぶおすすめ10冊!」みたいな記事で一番大事なことって

読んだ量ももちろん大事だけど、それよりも一番大事なのは選者の好みをどれだけ反映させられるかだよね。

この手の記事は浅いとか言われて批判されやすいけど、その理由は挙げてるのが無難定番ものが多いからなんだよね。

素をさらけ出してる感じがしないのが反感を買ってるんだと思う。

「この人の好みが出ているな」ってわかるセレクトにはそういう批判はあまりない。

しかしいざ選ぶとき、どうしても自らのセンスが問われるような趣味について書くときは人の目が気になるし、センスがいいと思われたいという欲求が出てくる。

その結果、他人から見たら無難おもしろみのないセレクトになるってのはありがち。

一番大事なのは、人からどう思われるかという色気を一切排除して自分の好みを前面に押し出すことなんだけど、これが難しい。

なまじその分野について詳しく知ってたりすると、どれが定番評価が高いかってのもわかっちゃうから、そっちに逃げたくなる。

から自分センスがどう思われるかということを考えずに、さら自分の好みをどれだけわかりやす他人に伝えられるか、という作業普通に難しい。

でも、せっかくブログという個人が発信する媒体で書くのなら、雑誌みたいな歴史評価考慮したセレクトにはせず、その人の趣味押し出しものが見たい。

名作を網羅した雑誌企画のようなセレクトは重みがあると考えがちだけど、別にそんなことはないし意外とみんなそういうセレクトは見飽きてるから自分の趣向を曝け出したほうが面白い需要あるよ。

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