例えば、大事な会議に遅れてきた部下に対してや、消費税がアップしたときなどに「すっとこどっこい!」と言う。
この「すっとこどっこい」の意味を知らない人は意外に多いのだ。知らないにもかかわらず、語感が良いものだから多頻度で使用する人があとをたたない。
20代くらいの若者が、ゴミ置場に凄まじく重いゴミを置いた瞬間に「すっとこどっこい!」
部活帰りの男子高校生が、コメダの椅子に座る際に「すっとこどっこい!」
俺の部下のM君が、大量の資料を机に置いて「すっとこどっこい!」
俺はM君に「一体『すっとこどっこい』をどういう意味だと思っているんだ」と聞いてみた。
すると彼は言い放った。
「すっとこどっこいはすっとこどっこいであり、それ以上でもそれ以下でもないですね。あえて言うなら『よいしょ』が類語にあたります。その言葉は僕を奮いたたせ、やる気をみなぎらせます。ポジティブとユーモアを兼ね揃えた言葉です。」
俺はM君に「すっとこどっこい!!」と言いたかった。しかしそう言ったところで、俺の気持ちは伝わらない。
言葉の意味は変わっていく。ありがとう、そしてさようなら、すっとこどっこい。
〜追記〜
皆さんのブックマークコメントを読んだ。M君の言っていたことは当たらずといえども遠からずだったんだな。もともとの意味に近いことを言っていたんだな。
すまん、M君。
スットコドッコイとドミトリードンスコイって似てるようで似てないよね。