2016-04-17

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.回答者どのが罹った病気の中で、最も重いものはなんでしょうか。

「ご苦労様病」だ。

数年前、テレビか何かで「お疲れ様です」は目上の相手向き、「ご苦労様です」は目下の相手向きだとかを知ってな。

まあ、そのときは「文法上、正しくてもそれが世間に浸透しているのなら気にしない方がいい。言葉とはうつろうものだ」と気にも留めなかったんだ。

だが翌日、仕事の後輩がいつもどおり何の気なしに「ご苦労様です」と言ってきたとき発症したんだ。

私は「ああ、ご苦労様」と平成を装って返したが、錠剤が喉に引っ付いたときのような、心地の悪さを覚えたよ。

自分理屈の上で「言葉とはうつろうもの」と言いながら、それでも気にする自分

それから自分でも驚くほど発症が止まらなくてね。

「ご苦労様」という言葉をふさわしくないとされる状況で使われる度に、私の免疫細胞が死んでいくのを感じた。

役不足病」を併発してから地獄のような日々を味わったよ。

現在用法認知されて症状も落ち着いてきた。

……のだが、最近また「お疲れ様です」と「ご苦労様です」の新解釈が出てきて、私は内心震え上がっている。

Q.回答、ご苦労様です。

え……ああ、うん。

……今の戸惑いは、そもそも君と私の関係性をどう判断すべきか困ったからだぞ。

だが、簡単な話だったな。

なんにしろ、表面上は気にしない人間として振舞うのだよ。

そう思い込むことが、私の“民間療法”だ。

免疫細胞死滅するまで、それを続けるのさ。

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