ショーンKの話を聞いていて、主にネットからの声を見ていて思う。
でも俺も自分で言うのも何だが、イケメンだ。大学以降は特にモテ続け、彼女がいなかった事は無く、女性が多かった職場にはファンクラブまで出来た。
世の中の女性はイケメン…と言うより、全体の雰囲気(顔だけじゃない)を全て含めたもので男性を見ているらしいのだけど、この雰囲気がある程度出せると途端にメガネが曇ってしまうのも感じていた。
本当の俺は臆病で、口下手なただの田舎者だ。勉強のできたり、頭の切れる優秀な人が来るたびに、いつもその才能に羨んでいた。
彼女たちは口下手の田舎者の僕を、美しい寡黙さ、純朴さと捉え余計に彼女たちの人気を博してしまった。勉強のできない事も嫌味のなく付き合いやすい男性、そして努力家と捉えてしまった。
お前らに分かんのかよ、この気持が。
俺はいつか自分の化けの皮が剥がれるのが怖くて、怖くて仕方なかった。
そして、これだけではないが、仕事を辞めて男性の多い会社に転職した。
今でもその時の女性たちから毎日のように遊びとデートの誘いは来るけど、俺にはその資格が無い。
ショーンKのようにそれに気づいて、諮るようには出来なかった。
おれはブサメンキモオタだが、オマエとなら旨い酒が飲めそうだ。 イケメンがプレッシャーになるんだな。 でもそれがオマエの才能だ。 使え。使えるうちに。