2016-02-19

なぜ仕事をするのか

なぜ仕事をするのか

まず、生計を維持するために、仕事をすることが考えられる。仕事を通して、生活の糧を得るのである

次に、自分能力を発揮して自己実現を図るということが考えられる。仕事を通して、自分能力を高めるのである

さらに、広い意味での分業、すなわち、仕事を通して、社会的役割を分担することとなる。例えば、公務員のように直接的に公共の福祉のために貢献する仕事もあれば、税金を納めるという形で間接的に社会貢献を果たすことなどが挙げられる。

ホーソン実験((Wikipedia https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%AE%9F%E9%A8%93&oq=%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%AE%9F%E9%A8%93&aqs=chrome..69i57.5361j0j7&sourceid=chrome&es_sm=93&ie=UTF-8))の結果にもあるように、

他の人よりも一生懸命働く人や努力する人もいれば、努力しない人もいる。その結果、能力の劣る人でも、才能に恵まれた人よりよい成績を上げる場合もある。仕事の業績は、環境能力だけでなく、「動機づけ」にも左右されるのである

動機づけ」とは、何かをしようとする意志であり、その行動ができることが条件付けとなって、何らかの欲求を満たそうとすることである((Stephen P. Robbins, Organizational Behavior, http://www.amazon.com/Organizational-Behavior-Edition-Stephen-Robbins/dp/0133507645))。1950年代から動機づけ理論研究が進み、エイブラハムマズロー欲求階層説((Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E7%90%86%E8%AB%96))、フレデリックハーツバーグの2要因説((コトバンク  https://kotobank.jp/word/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%81%AE%E4%BA%8C%E8%A6%81%E5%9B%A0%E8%AA%AC-1125718))、あるいはダグラスマクレガーのX理論Y理論((Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/XY%E7%90%86%E8%AB%96))などが唱えられた。

(( 松島隆裕編「技術者倫理」,p.77-78 ))

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