2016-02-09

から気分がいい

出社後、少し時間ができたので、ふと、過去に在籍していたベンチャー企業ホームページを見た。


入社時、そこの社長は声高らかに、打倒 google を謳っており

若く、身の程を知らない自分根拠のない高揚感に包まれ入社した。


自分joinした時は、立ち上げ間もなかった頃で資金も潤沢。R and D に勤しんでいた。

だが、半年経ったころ、ふと気付いた。


技術者の類が、自分を含め3人しかいない。

しかも全員、ちょっとプログラムをかける程度。ましてや、自分以外はPHPで"hello world"なレベル


もともと、社長は、某日本企業に在籍していた。

そこから引き抜く予定であった、優秀だと噂の技術者も来ない。


ある日社長に問いただす。

ゴールの確認と、それに向けた会社マイルストーン

「勝てると思ってるの?数も資金技術力もノウハウも、比較にすらならないのに」

その返答に戦慄した。


しばらくして、会社資金繰りに苦しくなる。


出資者から資本金引き上げも相次ぎ、入社当初4億近かった資本金は3000万まで下がった。


リストラも加速。給与も1割減。

ついには受託開発に手を出し始めた。

運用はどうする?インフラはどうする?そんなことも決めないまま、訳のわからない受託案件が飛び込む。

受託に慣れていない社長営業は、3人月で100万とか、どこの会社にも見向きもされれないブラック案件ばかりをとってくる。


1年と半年が経ったころ、自分退職をした。

今は200人くらいの中小企業の開発部でマネージャをしている。


朝、過去いた会社ホームページには事務所移転とあった。

昔は大きくはないが、ちゃんとしたビルに入っていたのに、なんとかマンションの302号室。


いや。ほんとに辞めてよかった。

転職時は、年齢的にもギリギリだったが、あの時、歯を食いしばって動いた自分を褒めてやりたい。

さて、仕事頑張ろう。


こんな自分性格の悪さも、ちょっぴり愛おしい。

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