2015-08-24

雑種の犬は弱者

犬の中でも一番の弱者雑種の犬だろう。

雑種の犬というのは大変すがたがよくない。

雑種でも可愛いはいるよ」という声がある。確かに小型犬のミックスとかいう純血と純血の組み合わせは人気がある。可愛ければ。

しかし、中型犬以上の雑種というのは本当に可愛がられていないし、醜い容姿だ。

京都で古い木造住宅に住むジジババに雑に外で飼われている醜い雑種の犬を見た後、家の中で大切に飼われている黒柴犬を見た時は強烈な格差を感じた。

しつけや去勢などもあるのだろうけど、黒柴犬は人間に懐いているし、愛想を振りまいている。しかし、雑に飼われている醜い雑種の犬は吠えるだけだ。

黒柴犬は自分可愛い姿で人から愛されているのがわかっているように、雑種の犬はその逆にみえる。

犬というのは美しさが人間以上に要求されるものだ。

それは愛玩動物から当たり前だ。

幼い頃、田舎マンションに住んでいた。

そのマンションから太い道路を挟んだ先にはトタン屋根の汚い家があって、それまた雑に飼われている雑種の犬がいた。

可愛くない姿をしていたし、吠えてばっかりだった。

ある夜、幼い自分は眠れず、太い道路をみていると、毛色がものすごい汚い、野良犬が足をすこし引きずって飼われている雑種の犬の前まで歩いてきて止まったのだ。

すると、飼われている犬は野良犬ものすごい勢いで吠えたのだ。吠えられた野良犬は、飼われている犬を通過して、またどこかへ歩き始めた。

子供とき野良犬がかわいそうと思ったが、今は一番恵まれている犬というものを考えるようになった。

この中で勝ち組は家の中で飼われている可愛い顔した犬なのだ

部屋の中で大切に大切に飼われているダックスフンドやらには、全く関係ない世界だ。

あの犬は雑種の盗まれ心配のない価値のない犬であるため、野良犬と遭遇したのだ。

野良犬も、雑種のあの犬もかわいそうだ。

犬というのは容姿である程度の一生が決まっている。醜く生まれたら負けなのだ

人間もある程度そうかもしれない。

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