アイコンタクトは、楽である。言葉で伝える以上に伝わってることを確信できる。
言葉で伝えると、言葉は勝手に意味を持ち誤解や間違いだらけになる。
ときには、感情さえまざりこみ、言葉はただの上っ面な何かに化けてしまう。
そうなると、どんなに本音をはこうとも伝わらなくなる。
いや、本音を吐けてるかさえ。疑わしくなる。
届くか届かないかのヘッダーしか持たない。メッセージボディは存在しないシンプルなプロトコル。
これ以上に誤解しようにない。届けば届くのだ。
それでも、伝えたいことは伝わってしまう。メッセージなど無くても伝わる。
意識高く言えば、コンテキストが共有できていれば、あとはイエス/ノー以外いらない。
アイコンタクトは、さらにシンプルだ。イエスしかない。分かりあってしまったからこそ言えないノーに怯える、そんな必要もない。
この業界のエンジニアとして生きてる僕は、いつのまにかこれで会話することを覚えた。
信頼出来る同僚やお客さん。これで会話できる人達とは、無理やたら何かを交わして繋いでいないといけない恐怖もない。
でも、この業界には、それが出来ない人もいる。全く伝わらない。正確には、伝えるタイミングが無いのだ。
こんな話を同僚とすると、彼は言った。
ああ、そうだった。
世の中にはアイコンタクトで会話できる状況と、会話できない状況がある。 もし あなたがアイコンタクトで会話できると主張するのならば 実力ではなく、アイコンタクトでセンター試...