2015-05-16

髪を切ったときに周りの人は黙ってスルーが素敵

ずっと髪を短くしたくて、でもいちいち周りの人から「おっ?髪きった?」ってタモリさんばりに言われるの本気で嫌で切れなかった。

でもやむを得ず切った。

自分で短めにしたい欲求がたまらなかったしもう限界だった。

ライブにいくから綺麗にととのえる、という大義名分を利用して美容室に行った。

もちろん「そろえてください 」というオーダーも可能だった。

でも欲求が勝った。

「かなり短くなりますけど?」とローマの休日以来はびこるお決まりセリフを言われ、

「おねがいします」とオードリーになりたかったわたしは答えた。

切った結果やはり楽だ。

知ってる。この楽さ。

髪乾くの速ウィーーー

抜け毛なんだか少ないように思えるーー

でも出勤するといわれる。しかたない。

「あぁ、誰かと思った」

上司のことば。いいぞ、あたりさわりない。さすが。

「昨日の見積のやつどうしたの?」

同期の同僚のことば。いいぞ、スルー大歓迎だしわかってるなお前…

「あのさ、この伝票なんだけどさ!」

事務のおばさまのことば。いいぞ、ガチスルーありがとう好きになったよ!

「かわいくなったね」コロス

「どうしたの?イメチェン?」イメチェンてなんだ。お前もコロス。

「わぁー!わぁ!(ジェスチャーで指チョキチョキ)」昭和やめろ。わたしも昭和から

「なんかあったの?大丈夫??!」昭和やめろ。失恋で髪切るイコールやめろ。わたしも昭和だっつうの。

友達たちはいいんだ。話題ひとつだし。興味さしてないだろうし。

職場及び取引先及び営業相手がキツイ

たのむ。なにもいうな。

本当に仕事に愚直な人は男女関係なく言わなかった。

いちいち言ったのは怠惰なやつだけだった。

もう一度言う。

たのむ。髪を切ったごときで、何も、いうな。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん