一人で生きていくのが寂しいならシェアハウスに住めばいい。
子育てという経験を積んでみたいなら、ファミサポに登録するか育児系ボランティアにでも行けばいい。
誰かと一緒に暮らし、子育てをするのに、いまどき結婚は必要ない。
「これから先の人生、一人だと寂しいかもしれないから結婚する」
というのはリスクの高い選択だ。配偶者とは離婚するかもしれないし死別するかもしれない。
そもそも配偶者は自分の寂しさを紛らわすペットやぬいぐるみではない。
単に独り暮らしの寂しさを解消するだけならシェアハウスか、歳を取ったらグループホームにでも入って、そこそこ気の合う人とゆるふわな人間関係を作るやり方だってある。
「結婚したことがないと協調性や社会性のない人間だと思われる」
などというのもバカバカしい理由だ。結婚相手は自分の社会性を証明する保証書ではない。ただの元他人で、最愛の家族だ。
協調性も社会性も育児に対する貢献も忍耐力も、他の方法で培うことはできる。
お手軽な方法で結構だ。ハイリスクで高負荷な方法しか提示せず、それを選ばないと人間的に欠陥があるかのように罵る社会よりかは、たとえお手軽な方法でもリアルな他者と関わり続ける選択肢がある社会の方がマシじゃないか?
少子化、非婚化を少しでも抑えるために、 「結婚は必要だ~」という主張が跋扈しているだけなんじゃないかな。