人口十数万~数十万規模の都市の人間のうちのどうしようもない者は、己の場所こそ田舎であると盲信し、都市のインテリへの幻想に勝手にあこがれて、都市のこじらせた人間がネトウヨになるかわりに共産趣味者になり、都市の大学院に進学を希望するスタンスだけとり田舎のカルチャースクールを軽視し、文化相対主義を充分に習ったはずなのにそれを理解せず発展主義的な単一的文化構成に拘泥し、たとえばAKBを批判しソロアイドルを礼賛し、また一方で方言や雑煮の話題には飛び付き自分の地域の特徴を得意げに開陳し、とにかく読んだ本の感想をすぐ言い、募金とスポーツとを倦厭し、フェティシズムになりきらないフェティシズムを持ち、「ドS、ドM」という実際的によくわからないカテゴライズの牢獄に囚われ、プロ野球は槇原斉藤のあたりで知識が途切れ、小説は綿谷りさのあたりで知識が途切れ、昔習った対して覚えていない人文科学系の単語を頻繁に弄し、手帳を変えたことをtwitterで報告する。