2014-03-06

バイオ大学院生なので、小保方博士には注目してしまう。

そんな小保方博士は、ねつ造だなんだとたたかれたので、実験手順を公開した。

確かに、突っ込みどころを見つけたくなるようなセンセーショナルな内容だし、図だって言われてみればなんだかなあ、という感じの論文

しかも再現性が取れないとの話。トリッキー研究だ。

しかしだ。

私が思うに、彼女神の手の持ち主かつ非常に自分の手の動きに敏感だから、こんなトリッキー研究ができたんだと思う。

彼女は「ピペッティングの刺激が細胞ストレスになるから幹細胞ができる」と判断したから、ここまで研究を進めた。

これはtwitterで歩弥丸さんが言及していらっしゃるが、尋常ではない

https://twitter.com/hmmr03/status/428738964174819328

ではなぜ尋常ではないのか?

それはおそらく、自他ともに認めるずばぬけた実験の正確さと、すばぬけた手の動きへの敏感さが小保方博士にはあるからだろう。

「ピペッティングの刺激が細胞ストレスになる」という判断はおそらく、

・ピペッティングマイルドだったとき幹細胞化した細胞が少なかった

・ピペッティングが粗暴だったとき幹細胞化した細胞が多かった

というデータに基づくものだろう

ではピペッティングをしてる人にお聞きしたい。

・多少の指の力や、ピペッティングスピードや丁寧さを加減することができても、各操作の力やスピードの違いを覚えているだろうか?

・その違いを数量化して、実験結果に照らし合わせられるだろうか?

さらにその違いを比べて議論できるほど、精度の高いピペッティングを普段からできているか

ちなみに私はどれにもいいえと答えますwww

皆さんはどうだろう?

私は使えない人間なので外れ値なんかも知れないが...

もし彼女のような感覚と手腕が多くの研究者にあれば、そうとう生命科学進歩するだろうなあ。

というわけで、そこまでの人間はめったにいないので、ほかの人が再現するのが難しいんじゃないのか、という気もする。

もし小保方博士神の手なら、実験手順だけでなく、全世界ダメの手にピペッティングを教えた方がいいと思う。

  • 一連の話を見てると、実験系は俺にはぜっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったいに無理だなって確信する。無理すぎる。

  • もしこれが本当なら俺は日本のバイオ研究の実情に絶望するぞ。 そ ん な の は 機 械 化 す れ ば い い だ け の 話 だ 海外(とくにアメリカ)ではまずそう...

  • そのSTAP細胞だがなんか怪しいことになってきてるぞ http://slashdot.jp/journal/578529/ http://slashdot.jp/journal/578550

    • 侃々諤々としててはっきりしたことはわからんけど、 その記事自体は「ワイのプログラムで出来ないことがリアルで出来るわけない」っつー謎の自前前提に基いた話みたいだよ。 だから...

  • 何枚もの96ウェルプレートに分注し続けられる、PCR連続分注8連ピペット「マシーン」のあるラボがある。 あれはちょっと欲しい。

  • 神の手か……今見るとなんとも言えない気持ちになるな

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