そいつの話だけど
友達も多くはないがいいやつらばかりだった。
産まれも育ちも地元で家から出たことはなく実家から職場へ通っていた。
その職場は女ばかりの職場で、恐らく初めてそこで「嫌な人」に出会ったんだろう。
最初の数年は職場に慣れるので必死で周りのいうことをこなすのに精一杯だったようだが
それなりに出来るようになった頃周りを見る余裕ができた。
その頃から周りの出来事に「あれ?」と思うことが多くなったが
自分の努力が足りないから、だとか、事情があるのだろう、と良い方にとっていたらしい。
「嫌な人」が嫌なことをしてきてもそれを「嫌な人」と「嫌なこと」だと分からないまま過ごしていたが心には確実に蓄積していたようで、
ある日車で職場へ行くためトンネルへ差し掛かったとき、突然意味不明な不安や恐怖心でトンネルに入れなくなった。
その日は何がなんだか分からなくて泣きながら職場へ休む連絡をしたらしい。
医者に何件か行きようやく正体不明の症状がパニック障害だと診断できる医者に当たった。
それからは職場へも行けなくなり、外出もできなくなり数年治療に費やした。
その当時はほんとひどかった。
今は医者の治療もあり普通に生活できるようになったがそいつは当時を振り返って「いろんなことを知らなさ過ぎた」って言ってる。
よかったな嫌いな人が現れて。 今のうちに人を嫌いになる練習もしとけ。 練習しないと人を嫌うことができない人間が世の中にはいるということを 二十歳すぎて初めて知ったけどそい...
その悲惨さ、よかったらきかせてほしい。
そいつの話だけど そいつはいい両親といい兄弟に囲まれて育ち性格も良くて 友達も多くはないがいいやつらばかりだった。 産まれも育ちも地元で家から出たことはなく実家から職場へ...
学校にはいなかったのかねー
無意識関わらないようにしてたんだろうなあ。 お育ち良すぎる人ってその辺の嗅覚がすげえなって思う。 「自分と同じ世界の住人」と「自分と違う下等な世界の住人」を自然に峻別して...
そいつのことを書いた増田だが お育ち良すぎる人ってその辺の嗅覚がすげえなって思う。 「自分と同じ世界の住人」と「自分と違う下等な世界の住人」を自然に峻別してる。 こう...