2013-07-19

web雑誌の人気漫画更新日時の嘘について

web雑誌は紙と違って「後から入稿」できるので

どうしても作家の締め切り意識が甘くなるのは人情だろう。

その状況下でも、ほとんどの作家は紙媒体と同じくきちんと締め切りを守っている。

これはやっぱり編集部がきちんとハッパかけたり尻を叩いたりしてるからだろう。


ただ、どのweb雑誌にも締めきり破り常習マンガみたいなのが1つぐらいある。

これは必ずそのweb雑誌トップの人気漫画だ。

人気トップであるがゆえに編集側の立場が弱くなり、締め切りを守らせることが出来なくなっているのだろう。


それはいい。

作家編集部のパワーゲーム契約内容更改はその2者間のことだ。

要するに締め切り破り常習マンガ編集部の間には、

あなたの作品は人気トップから特別なウラ締め切りを設定します」という合意がある。

2者のあいだはそれでいいが、そこで編集部には問題が一つある。

なんで破る前提の更新日時をいつまでも表示し続けてるのか。


毎回のように「次回更新日時」を破ってるんなら、

うそんな日時の表示はやめて、本当の更新日時を逐次発表にすべき筈だ。

現状では読者はみな「今日更新日のはず」と信じて楽しみにアクセスする。更新してない。

同日しばらくしてチェック、更新して無い。次の日またチェック、更新してない。

これ、下手すると更新日時を守るよりもビューがおいしいんだよな。

ましてこのような人気トップマンガは一作でそのweb雑誌のビューの半分稼いでるとかザラなので

それが2倍3倍に膨れ上がるのは本当においしい。


逆に、

人気トップ作品の本当の更新日時を正直に表示(たとえば週刊誌で「2週に1度」とか)するようにしたら

雑誌全体のビューが激減してしまう。

人気漫画に釣られて他の漫画を読み始めてもらえるチャンスも2分の1になってしまう。

正直に本当の更新日時を表示すると損がすごく大きい。


…という利害はわかるけど

やっぱ詐欺じゃないのか?このやり方は。

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