2011-09-15

発達障害者当事者会に参加しての感想

私はアスペルガー症候群だ。

最近発達障害者当事者会が多くなってきている。

だいたい、発達障害者当事者会に参加する理由は

さびしさを紛らわす。 

自分と似たような境遇の人がいるか確認したい。

③他の発達障害者はどうやって障害とともに生活しているか知りたい。

この3点ぐらいだと思う。

ではその当事者会に実際に参加してみて、感じたことを書いてみる。


さびしさを紛らわす。

発達障害者といってもさまざまな人たちが存在する。活動的な人もいれば内気な人もいる。

趣味だってまるで違う。こういったところは発達障害者以外でも同じだと思う。

問題は話がまるでかみ合わないということだ。

他人の話を聴こうとせず、自分趣味の話ばかりしてしまう人が多い。

たぶん、この文章を読んでいる人は自閉傾向を持っていたとしても比較的軽い場合が多いだろう。

私は同じ発達障害者であっても、ここまで違うのか、話が通じないのかと孤立感を味わった。

よって、さびしさを紛らわせることはできなかった。


自分と似たような境遇の人がいるか確認したい。

この点については確認できる。

参加している発達障害者の1割ぐらいはある程度会話することが可能だ。

ただ、だれもかれも自分コミュニケーション能力の低さによって

社会から孤立しているという話ばかりでワンパターンで嫌になってくる。


③他の発達障害者はどうやって障害とともに生活しているか知りたい。

これについては話さない障害者が多い。

話したとしても、飲み会上司が部下に話すような説教の内容くらいのもので、

発達障害者なので特に○○について気をつけよう」といったような具体的なものではなかった。

あとはそもそも社会と折り合いをつける気のない発達障害者が多いことに驚いた。

発達障害者のいいところを伸ばせばいいと考えている当事者や支援者が多く、

障害を個性と言い切ってしまっている人すらいる。

なので、障害とともにどのように生活をしているかについては知ることができなかった。


あと、問題点として感じたのが、

多くの発達障害者当事者会で未診断の人も参加を受け入れているという点だ。

参加人数が集まらないのはわかるが、未診断の人を参加させる前に

まず発達障害者支援センターに案内するべきではないかと思う。


また、発達障害者当事者会に参加しても、一度きりで何度も参加する人が多くないのは、

・他人の話を聴かず一方的に話してしまう人がいる。

自己評価が異常に高く、自慢ばかりをしてしまう人がいる。

・単なる傷の舐め合いになってしまう。

こういった参加者が多いため、一回行けばそれで十分だと思ってしまからだろう。

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