2011-03-15

東日本大震災ブラック・スワン

ブラック・スワンって言いたいだけじゃないかと言われそうだけど、まあ聞いて欲しい

ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?

むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。

ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味であるタレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。

ナシーム・ニコラス・タレブ著 「ブラック・スワン―不確実性とリスク本質」 内容紹介より)

現在進行している大震災について、このブラック・スワンたいな考え方で捉えるのが良いと思った。

この考え方は、今何が起きているのかを把握するときの根っこになる。

そして現状認識が出来てはじめて、今後起こりえるワーストケースについて考えることが出来る。

結局、漠然した不安を解消するには、こうやって覚悟をきめていくしかないよね。

というのも、被災地映像をみてるとかなり精神的にくるものがあったから。

直接の被害は受けてないけど、抑うつ状態になってる人とか全国的にいるんじゃないかと。

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