2011-02-21

グローバル化なんで変わらなきゃ?

大手企業外国人採用枠が絶賛拡大中。グローバル化が進んで変わらなくちゃ死ぬのみよ。 なんて言説が溢れてる。そしてこのようなことは10年以上も前から言われていたような気がする。

はとある大手製造業グループ子会社に勤めている。親会社外国人採用枠をどんどん増やす予定だが、正直、この閉鎖的な(いい意味でも悪い意味でも)日本である大手製造業外国人を雇い入れることなどできるのか甚だ疑問。社内で重視されるのは、高度に空気を読む能力、言われたことをモレなくソツなくこなす能力、いや、こなしたかのように見せる能力、資料に書いていないことを読み取る能力、など高度に日本的な文化に起因したスキルだったりする。

「イノベーティブ?そんな割に合わないことするやついるの?そんな暇ねーよw」「TOIEC700点!?納期遅らせてもいいなら採るよw」的な雰囲気が蔓延している。親会社外国人採用枠の大幅拡大についても「どーせ他の企業がやってるからウチもやるんだろ。でも、うまくいかないよ。泣かされるのは現場課長たちだな。アハハ…」なんてみんな言っている。そうして変わらず従来の仕事のやり方が続けられていく。


それでも商売できているんだから政治ボリュームビジネスのスゴさを思い知らされる。


でも、こんな調子だとGM日産の二の舞なのかな。競合他社さんはどーなんだろうか。先進的な取り組みをしている楽天ユニクロも内実はどうなんだろうか。本当に変わらなければやっていけないのだろうか。この過度に日本である大企業は変わることなんてできるのだろうか。もしかして、このように身動きが取れなくなってるのは私が勤めるグループだけなのだろうか。

  • TOEICは無いし、英語も下手くそだけど、 翻訳とか、人に聞いたりしながら、 海外から物を取り寄せたり、今度は海外出張行く予定。 やりたいって 手を上げれば、やらせてくれる会社...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん