2011-01-29

私の兄は統合失調症です

兄の病気がわかったのは私が13歳のときした

私は思春期まっただ中で、インターネットや本でいろいろな話を聞きかじって、

「私は将来結婚できないかもしれない」と思うようになりました

私が17歳のとき婦人科受診して、「排卵がないかもしれない」と告げられました

10代のころはずっと、

「私は結婚できないかもしれない、結婚できても子どもを産めないかもしれない」と思っていました

20歳を過ぎて、精神障害のことや不妊治療のことを以前よりは知ることができて、

結婚出産もできない」という思い込みから解放されましたが、それでもやはり不安はずっとありました

加えて、私が就職した職場は2、3年ごとに全国転勤をしなければならなかったのです

仕事にはやりがいを感じていたけれど、ずっと一人で全国を転々とする暮らしを考えると気が滅入りました

それでも私は結婚し、不妊治療を経て子どもを授かることができました

兄の病気のことを夫だけでなく夫の両親にも理解してもらうこととか、兄の出席しない結婚式のこととか、不妊治療仕事の両立とか、遺伝の不安とか、大変なことはたくさんありました。今後ももっと大変なことが起きるでしょう。

私は自分人生をとても悲観していたけれど、諦めなければなんとかなることも多いと思うのです

そうして、結末がどうであれ、どんな波乱があれ、淡々暮らしていくということはとても尊いことではないかと思うのです

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