はてなキーワード: 日差しとは
少女の赤い目が、渇いた大地の割れ目を這う何かを見つけた。渇いた大地に適応し生き延びているトカゲの一種だった。少女の瞳孔が開き、真っ赤な瞳がさらに血に濡れたような真紅に染まる。少女は座っていた飛行機の先端を蹴り、跳躍した。白い髪が解けてばさりとなびき、白い肌が強い日差しに透けているようだった。
トカゲは上空から飛来するその白い影に気付き、慌てて大地の割れ目に逃げ込もうとするが、時既に遅し。トカゲを見つめ薄い笑いを浮かべた少女の口がカッと耳元まで開かれ、中から唾液に濡れた真っ赤な鞭のような舌が現れた。少女の舌は一瞬で2メートルほどにまで伸び、尖ったその先端は小さなトカゲを正確に射抜いていた。その舌は、ヌラリとした動きで、仕留めた標的とともに少女の裂けた口の中に収まっていく。
口を閉じた少女は、最初のようにその白さ以外なんの変哲もなさそうな少女に戻っていた。ただその口元からは、トカゲの足がこぼれ出て、苦しそうにバタバタと暴れている。ガリ、と少女が歯をかみ合わせると同時にその足の動きが止まり、かわりに一滴の血の滴りが少女の薄い唇の端から零れ落ちた。
http://anond.hatelabo.jp/20070713095032
自転車、面白いよ。最近の自転車ブームに乗っかってオイラも遊んでいるけど、凄くいい。
体重が高校時代の体重…10年以上前に戻った。15kg減量成功。
皮下脂肪が減ったので、腹筋が割れて見える。もちろん自転車に乗る以外の運動はしていない。
足も細くなった。
しかも、それが数千円からという安さ。そして自分の体でベンチマークできる。楽しい。
パーツ替えていったら、もう一台組みたてられるというパターンもある。
川縁など、自転車道をぼーっと走っていると気分爽快。
空が広い!日差しが気持ちいい。
暑いか?…と思ったけど、バイクと一緒で走っている間は十分快適。
速度や距離以外に心拍数やクランク回転数、パーツ重量に車体重量。標高に斜度。
Excel大活躍。
鬱で悩んでいた時代がウソのようです。
元気になったよ。
「匂いは思い出を想起させる」と言ったのは誰だっただろうか。
梅雨が終わり、定期試験も終わって、あとは夏休みを迎えるだけという緩慢とした空気感。すでに夏の日差しになっている太陽に照らされて埃っぽく土がまう校庭。運動部の半分やけになった掛け声とそれと競い合うようなセミの声。そして、時折混じる吹奏楽部の練習の音。僕は教室の窓際の席に座って外を眺めるでもなくただそこにいる。
不意に今までとは異なる匂いを感じる。これは雨のにおいだ、と認識する間もなく空は掻き曇り、大粒の雨が落ちてくる。はじめはぽつぽつと落ちてきたそれはすぐに本降りになった。気付けば運動部の掛け声もセミの声も止んでいる。そして、焼けた土と雨のにおいが混じりあった湿っぽいにおいが教室に満ちる。夕立はすぐにやむだろう。
僕が雨を眺めていると、教室の後ろのほうでドアの開く音がする。音の主は上履きをきゅっと鳴らしてこちらに近づいて僕に声をかけた。
「あ、増田くん、まだいたんだ」
聞き覚えのあるよく通る声。僕は平静を装ってそちらを振り向く。全身濡れ鼠の制服姿の彼女がそこに立っていた。僕は思わず目を逸らす。
「ひどいよねー、びしょぬれになっちゃった」
そう言って、袖を振る。教室には彼女の足跡が点々と付いている。
「ごめん、そっち向いててくれる?」
彼女はそう口にすると、ジャージが入っているらしき袋を手に取った。僕はあわてて教室をでる。中にいていいよという彼女の声を振り切って廊下に出てからカバンを持ってこなかったことに気付いた。廊下も雨の匂いに支配されている。
「もういーよ」
かくれんぼのときのようなその声を聞いた僕は、教室のドアを開けた。目の前に彼女が立っている。下ろした髪に野暮ったいジャージ姿。そして、雨とはあきらかに違う匂い。
(続かない)
2週間に一度くらいのペースで来店されるおばあちゃんがいる。
いつもタクシーで乗り付け、腰は曲がり、痩せて、杖をついている。震える手でメモを渡してくる。
「これ、売ってください」。メモに書かれているのはたいてい「アダルト雑誌DVD付」「ゲーム雑誌DVD付」。商品名が指定されていることもある。
その日書かれていたのはグラビアアイドルの写真集とバス釣り雑誌。商品を持ってカウンターに戻ると、おばあちゃんは座り込んでしまっていた。
一番暑い時間帯。慌てて助け起こそうとするとおばあちゃんは杖に体重をかけてよろよろと起き上がった。
清算して商品を渡すと、おばあちゃんは消え入りそうな声で「いつもごめんなさいねぇ」と言い、手提げ袋を引きずるようにしながら強烈な日差しの中へ歩いていった。
パートさんに聞いた話。
「○○(うちの店から徒歩圏内というにはかなり厳しい)に住んでる人でね、いつも息子さんに言われて買いにみえるの。
メモに書いてあった雑誌がなくてどうしましょうかって聞いたら、息子に言われてるから何でもいいから売ってくださいって…。
タクシーの運転手さんも、おばあちゃんが気の毒でしょうがない、って」
おばあちゃんの家庭の事情はわからないし息子さんの事情もわからない。どうすることもできない。本当に辛い。
レメディ。
クリネックス、私は日陰の女。僕は太陽!くそ、ふぁっきんTV.マスメディア。死んでしまえ。
金になることしかお前らの伝えることには含まれんのか、死ね、それに靡いてしまう俺も死ね。
ふぁっくふぁっくふぁっくふぁっく。水道水に唐揚げ俺の人生終わってる?まだはじまってもいねーよ。うわ、この米まじーし。
消え去れ金星。何とかノヴァだよほんと。
なんかこうこの時代ってなんなんだろうね。まぁいいや、ブレア万歳。君はよくやった。
俺の頭の中とかもう駄目だなーって思うもん。何の蓄積も無いっつーか。意欲?そういうのがないね。
きらめきだよ所詮。
もしね、俺がマルクス・アウレリウスの子供だったらどうなっていただろうかって考えない事もないさ。
はてなとかまじふざけんなよ。
何がデリケートゾーンの痒みにはだ、俺の脳内そんなことで一杯になってんのか。糞が。
あぁ、水が美味い。ホントうまい。
感覚とかめっちゃ糞やねん。うんこやねん。でもそれが大事かもしれんねん。
マルコの♪なんかのことを考えて俺は死ぬのか。
いや、世の中に大したことなんてないさ。
そうだろ。
大切なことはほんとちっぽけなことなんだ。そこに留まり続けるのが難しいほどに小さな場所だから、君は押し出されるんだ。
留まる事をしようと思っても、日常の波に押し流される。
次にまたその大切な場所を見つける、君の中にも見つける。一致するんだ、鼓動が重なるように。ドキドキして、口元が勝手に緩んで、そう、そういう感覚をたまに味わう。
小さなチョコレートみたいなものだ、大切にする事は難しい。
そうだろう、また押し流される。チョコレートのようなもので世界は埋まっているわけではないからね。
世界はメタンガスの黄色い薄い風みたいなもので、たまに六甲の美味しい水が湧き出てるそんなものなんだ。
いいかいおじょうちゃん、可愛いピンク色のリボンを付けたおじょうちゃん、
あんたはまともに育って、まともに終えるさ。
それでいいんだ。
俺の事がわかったって、どうにもなりはしないんだ。
君とは一生関わらない、おでん屋で会うこともないだろう。電車の中で、道端で対面する事すらないだろう。
道端に置いてあるポリバケツを思いっきり蹴り飛ばす、何処に帰るでもない夜の帰り道が俺の日常。
どちらかというとカラスの鳴き声しか聞けない俺の日常。
たまに振り返ってもらう事が出来る俺の日常。
山に向かっているのに海の絵を描くそんな馬鹿なことをしていても誰も何も言ってくれやしない。
そういう世の中なんだ。
わかりきった世の中なんだ。
変わらない世の中なんだ。
何も変わらないさ。
おじょうちゃんも、俺もね。
そうだろう、朝からお好みの音楽をかけて明るい日差しを浴びる君に、悪い事が起こるわけないだろう。
俺は朝からやることもないからね。
一曲飛ばすさ。どうしようもないぐらい何もないからね。なにもないのは俺だからかもしれない。貴方だったら豊かに感じるのかもね。
心を揺さぶらないとそうだろ。
一体何があるのかな。
心を喰ってくれないかな。喰わせたいものに喰わせようか。
わたし、六年前に鬱病と診断されたけど、おそらく完治はしてないとは思う。
というか『完治』ってどこかわからないし(薬飲むのやめたか?夜眠れるか?無意味に落ち込まないか?etc)。症状が出る以前から元来考え込んだりする性格だし、よく落ち込むしある程度の鬱っぽさは一生抜けないかも。でも、わたしもanond:20070315175551さんと同じく入院したりしたけど、その頃みたいに「外に出れない」ほどじゃないし、本読む集中力もあるし、まあまあ元気、みたいな。
今日の昼過ぎも、少し気分が暗いまま、我が家で飼ってる犬の散歩に出た。
久しぶりに少し遠い駐車場までわんこに引っ張られて行ったら、こないだまで殺風景だった駐車場にクローバーの新芽が吹き出してた。そこに春先の日差しがざーっと差してきて、濃くて新しい緑色に一面染まった。
よくわかんないけど感動してその場でちょっと泣いた。泣いてたら遊んでた犬が心配してすり寄ってきた。
この世界ってすばらしいと思う。わたし幸せ。
http://anond.hatelabo.jp/20070308230851
襲われるのは自己責任。
とは言わないよ。さすがに。
犯罪者がなんといおうが悪い。
でも、人通りのない暗い夜道を一人で女子があるくようなものだ。
なんていうか、戸締りがなってない。不用心だ。
夏の日差しの強い日にめちゃめちゃ太陽にあたって10年後とかに後悔するレベルの自己責任論だよ。
油断とスキはないように願いたい。
「普段機会がないから自重しているだけ」の犯罪者をなにも誘い込むようなことはなくていいと思うな。
ミニスカートも同様。
渋谷とかでパンツだしながら歩いてる子は多いが、あれは牧場にいる羊だから問題がない。
牧場から小屋に帰る間の林は狼がでるからきをつけなさいよという話しだよ。
群れから浮いた魚をサメは一番最初に食べる。
社会人になんかなりたくない。
なんで毎日あんなに働けるの? 家に帰るのが夜っておかしくない? なんでこんなカツカツの仕組みになってんの?
ああ、社会人になりたくないよ。
何時間でも友達と話したいよ。好きな本は徹夜で読み込みたいよ。思索に1日使ってしまいたいよ。料理に何時間もかけて友人と食べたいよ。公園を毎日ふらふら散歩したいよ。日差しが眩しい時間に外を歩きたいよ。討論で盛り上がって朝を迎えたいよ。踊り明かしたいよ。あの夢のような時間にはもうさよならしなきゃいけないなんて、そんなの、嫌だよ。
一日の始まりにその日の予定を立てる。朝から光が眩しかったから外へ行くことに決めてとりあえず電車に乗る。電車の中で文庫本を一冊読み終え、何かの縁だと思ってそこで降りる。少し温んできた空気のなかをぼんやり歩く。お寺があったので入ってみる。古びた木の建物の、かかる緑のかげが奇麗で涙が出る。そんな一日がずっと続くと思っていた。
もうさよならだ。
社会人になんかなりたくない。