2024-11-24

俺はね、女の子になるんです。女の子になって、おしり昇天するんです。

「俺はね、女の子になるんです。女の子になって、おしり昇天するんです。」そう言い始めた山田くんの目は、異様な輝きを放っていた。教室中が静まり返り、誰もが彼の次の言葉を待っていた。

「実はね、昨日の夜、宇宙人に連れ去られたんだ。そしたらね、巨大なバナナ惑星に着いたんだよ。そこでは、みんながバナナの皮を被って歩いてるんだ。で、俺もバナナの皮を被せられたんだけど、それが女の子用のバナナの皮だったんだ!」

山田くんは興奮気味に続けた。「そしたらね、急に体が女の子なっちゃって。でもそれだけじゃないんだ。おしりものすごく敏感になってね。歩くたびにビリビリって。そしたら、突然空に浮かび上がって、虹色の光に包まれたんだ。それが昇天ってやつさ!」

クラスメイトたちは呆然としていた。担任先生は額に手を当て、深いため息をついた。

「そんで、目が覚めたら俺の部屋だったんだけど、なんかおしりがまだビリビリするんだ。だから、きっと本当に女の子になったんだと思うんだ。ねえ、みんな見てよ!」

山田くんが立ち上がろうとした瞬間、担任先生が慌てて止めに入った。「山田くん!それ以上は…」

しかし、山田くんは止まらなかった。「あ!また昇天しそう!みんな、俺と一緒にバナナ惑星に行こうよ!おしり昇天しようよ!」

教室は完全なカオスと化し、誰もが山田くんの突然の奇行に戸惑っていた。そして、誰もが気づいていなかったが、教室の隅には小さな黄色バナナの皮が、静かに置かれていたのだった…。

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