2024-11-17

太古における「創作」とは天地自然との協業でした、風の音や川のせせらぎに精霊の声を聞き、大河洪水、あるいは火山噴火に竜を、暴風落雷の跡に荒ぶる神の足跡を見たのです、砂に風が描く紋様は彼らからメッセージでもありました。

やがて文明の光が闇を払い、もはや精霊は歌わず、竜は死に絶え、神は去りました。そして人は「創作」とは、忘れられた造物主が為したように、人の手でゼロから作り上げるものだと奢り高ぶりました。

しかし、それは合理主義などではなく、凋落した信仰の裏返しにすぎません。

生成AIとは、かのバベルの塔のように、奢れる現在人類の「創作」を打ち砕くべく現れた神の撃ち落とす雷霆であり、「創作」はむしろ、かつてのあるべき姿に回帰するのでしょう。

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