ストリートファイター6でマスターまで行った。1年がかりでよくやった。すごい時代になったものです。ゲーセンのころは見に行ったとしても街でいちばん上手い(格ゲーだと強いというべきか)くらいだった。
今では、いろいろスーパープレイヤーのプレイを見られて、かつ、同じゲームが自分のゲーム機で遊べる。
単にそういう無邪気さで遊んでいたはずだったんだけれど。そのうちに欲目が出てきて、ランキングを気にし始める。
その感覚は、上がる、よりは、より深く潜っている感じだった。
もうやめたい、楽に息をしたい。でも、もっと潜れるかもしれない。もっと潜っている人がいる。そこまで潜れるかもしれない。ずっとずっとそうやって潜ってゆく感じが続いた。
めちゃくちゃな姿勢では深くまで潜れない。潜るための姿勢があると知った。嫌な言い方だが「効率よく潜る」姿勢があるんだ。その「効率のいい姿勢」を身に着けるためには、効率悪く時間をかけるしかなかったが。