俺は年間読書数100冊のそこそこガチな本読みだと思っていたんだが、山本弘 は読んだことがない。
完全にスルーしていた。
上遠野浩平、西尾維新、乙一といった作家買いしている作家もいるほどの読書好きだが、山本弘 は読んだことがない。
ネットでは山本弘 の死を悼む声が溢れているが、俺はそこに混ざることが全く出来ないでいる。
激しい孤独感があるのだ。
自分がゲーマーだと信じていた少年が、たまたま自分の通ってこなかったシリーズの話題で世界が湧くのを眺めているときのような、自分の存在意義がこの世界から失われるような痛み。
死者は自作が売れる喜びには浸れない。
俺は別に作者を喜ばせたくて本を買っているわけではないが、それでもなお、どうせ買うのなら自分が買ったことを喜んでくれる作者の本を読みたいと思う。
素直にSFとラノベのマニアだけど彼のファンじゃないやい!っていったらいいじゃん
ワイの会社には同姓同名の山本弘さんがいるやで。