2024-03-20

愛おぼえています

あの頃は良かった論はあるのか。

幸運不運の差はあれど、同学年やほんの少し上か下かだけの修学環境から発生した気の置けない朋輩の間柄に溺れて、ある程度のわがままも許されて前提条件も大してなく受け入れられた「あの頃」は、ほんとうにその時しかいから良かったと言わざるを得ない。

翻って、いわゆる「社会に出て」から努力して獲得する友人とか人の繋がりは、数多の徒労を伴ってそれぞれの立場という障壁妨害され苦難の末に、またある時は千載一遇のひょんな幸運によってしかもたらされない場合ほとんどなので、そりゃあ「あの頃」は良かっただろうよ。

まれながらに人は平等だけれど、生産を求められる社会では立場主義強制というか自明のものであり、素っ裸の付き合いなんてのも大抵は茶番だし寸劇で誰かが耐えて取り繕っているものから、二度とあの頃には戻れないし、全裸待機で歓迎しても社会の側が重武装で気を許さなものだよな。

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