仕事をしていて、人の役に立つと嬉しいと思う。自分の役割があって、自分の捧げた時間と能力について、他者から承認される時間。社会の輪の中に自分の居場所がある感じがする。
でもこれは「役に立たないなら居場所がない」と裏返しではないかという気もしてる。
おれは別に「役に立つ」なんて心底どうでも良いと思ってずっと生きてきた。別に好きでこの世に生まれたわけではないし、まして役に立つために生まれてきたわけでもない。当人が幸せだって思えればどんな生き方だって良いと思っている。
でも、「役に立っている」と実感すると実際嬉しいことがわかった。考えてみれば、人間は一人では生きられないから、そういう風にできているのかもしれない。それが人間の本質に近いところな気もする。
だから他人にも、誰かのためになるって良いことだよって伝えたくなるけれど、それの是非がよくわからない。もちろん強制すべきものではない。それはわかっている。別に役に立つために好き好んで生まれてきたわけではないから。
みんなはどう?人の役に立つと嬉しい?
そしてそのことについて、例えば自分のこどもにはなんて伝える?
人の役に立つのは嬉しいけど、効率的な方法で役に立ちたいという欲求がある 仕事は金稼ぎの手段、役に立つための活動は国際慈善団体への寄付、という感じでやってる