貧乏なギリギリ国の主な産業は石ころを輸出することだった
ギリ円のレートが安かったので、石ころはまあまあ売れた
石ころを掘り出すときは、ときどきけが人も出るので、外国から医師団もやってきた
そのうち、おめでたいことにいよいよ医学大学も設立された
しかしギリギリ人たちは外国語ができなかった
翻訳されたギリギリ語医学書の質のために、ギリギリ人たちは誤りを学んでしまった
ギリギリ国ではその後長年に渡って、医療訴訟ばかりがよく起きたが、裁判官は外国語が出来ないし医師の親戚も多いので、裁判の意味はほとんどなかった
ついにギリギリ国は、石ころ掘りの希望者が一人もいなくなり、再び貧乏国になった
最近のギリギリ人たちは体力を活かして外国のボクシングショーに出稼ぎに行っている
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