若い頃は浴びるように物語を摂取していた。
漫画にアニメ、小説、映画、ドラマ、とにかくそれらを観たり読んだりすることが楽しかった。
そして、いつか自分もそれらを作る側に回りたいと思っていた。
あれから何十年がたち、今は世に出る物語の数は圧倒的に増えた。
ネットがその機会を広げた。
趣味で投稿していたものがあれよあれよというまに世の中に受け入れられる。
巨大書店に行けば、並んでいる本の数に圧倒される。
小説投稿サイトを覗けば、書店に並ぶ何十何百倍もの物語。
アマプラにはタイトルを聞いたこともないような世界中の映画。
だけど、それらの中には自分の作った物語はない。
世界に物語はどんどんと増え続けるのに、そこに自分の作った物語がない焦りと恐怖。
昔のように純粋に物語を楽しめなくなってしまった。
Permalink | 記事への反応(1) | 12:05
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作ればええやん。プロット作ってChatGPTに投げればええで。