火星縦断読み終わった。
冒頭で示される目標に向かっていく非常にシンプルな話で、登場人物も少ないおかげもあってスイスイつっかえることなく読めた。
紋切り型な登場人物に悲しき過去…は少し笑っちゃったけど、この作品の本質は本職の人が書いたハードSF的な部分にあるんだろうし、そこは十二分に楽しめた。
タイ人やブラジル人の宇宙飛行士が出る辺りが今風かと想いきや、この世界では斜陽になっている宇宙開発にどうにか参加しようとしたという設定だったり(ブラジルの技術は内戦勃発したロシアから逃げた技術者由来とか)、それでいて中国の存在がないと思ったら作品世界で2011年に崩壊してたりで笑った。
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