海外ドラマを見ていると、脚本上のストレスと解放のバランス、マイナスとプラスの帳尻合わせが大事なんだな、ということが骨身に染みる。
主人公にとって悪いことが起こり続けると、最初は引き込まれるもののそのうち理不尽さが見続けるうえでのストレスになる。どこかで上向きになり、ストレスの解放が必要だ。
物語内の人間関係もそうで、誰かが衝突したらどこかで親密さが増したり、信じ続け合う関係があった方がいい。全員が疑い合う、ぶつかり合う関係になる瞬間があってもいいが、それが続くとただ喧嘩する集団を見ているだけになって、見るうえでの報酬が無い。
視聴者にとってのアメとムチの設計、そこに脚本上の技がある。と思う。
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