僕は、互いに観察しあうロナルド・レーガンを横目に見ながら、田んぼの稲の間を縫うように歩いて行った
買えるタチヤあいがもたちが足にまとわりついてくる
ぼくたちはなかまだもんげ
みんな生きているんだ
鉄の女がこっちを見ている
幼馴染のさっちゃんだ
いつもぼくのバナナを食べてもらっていた
今目の前にいる彼女はすでに殊勝な当時の姿ではない
ぼくはいまだにウォータースライダーの中を滑り降りているというのに
途中で着替えることもできずに
何を目指してこれから生きていけばいいのだろう
いやタイコウチだった
牛が鳴いている
自分で体をかけるようにブラシが牛舎のはしっこにくっつけてある
ラジオがながれている
牛はラジオを解するのだろうか
近寄ってじっとみる
隣には墓地がある
誰がお供えをしているのだろう
道を挟んで向かいを降りていけばそこは海だ
向こうに見えるのは島なのか大陸なのか
きっと僕は二度と許されることはない
ユースケ・サンタマリア・マグノリア・トムクルーズ・トムとジェリー・メリーに首ったけ
サンは俺には救えない
神々しい
光の中に沈む