ましてや、歴史を趣味とする人たちの気持ちがわからない。
私は歴史を学ぶとき、怒りを覚えてしまう。
昔の彼らがあんなこと、こんなことをしなければ、今の世界は様々な苦しみに置かれなかったかもしれないのだ。
こんなに複雑化しないで済んだかもしれないのだ。
それらの点で、歴史的事象の数々は、私たちの生きる現在における「制約条件」だと言えるわけ。
私たちの自由は、はるか昔に奪われてきたとも言えるわけ。
もちろん、過去の人々の生きた結果によって得られる教訓は多数ある。
しかし、それは現在をこのようにしてしまった代償として在るものだ。
だから、私は歴史に対して感謝をしない。
怒りを持って、愚痴を放ちながら、今日も歴史を学び続ける。
制約条件を知らないと自由の限界がわからないから、仕方ないから学び続けるのだ。
歴史を学んでいるからと言って、別に歴史が大好きなわけではない。
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