宝石の国。元々作者の短編で執拗に描かれていた「人は空っぽである」というテーマが、短編の中では物理的に空っぽの身体、人間を逸脱した身体性とそこに根づく人の心とのギャップや悲しみが、静かなコマ割りと線の中で表現されていた。宝石の国では、一見空っぽの身体から離れたように見えて、交換可能な存在と意味のない闘争の中に空虚さがあり、人のいない世界で人を救済するという物語構造の空っぽさに受け継がれているのかなぁとも思えた。
なぜそこまで空っぽにこだわるかというのが、仏教的な色即是空からきているのか、というのはなるほど。
Permalink | 記事への反応(1) | 13:00
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幻想的な絵でいいね ファイブスター物語っぽい