2022-04-21

殺意のような何かの奔走

たまにどうしようもなく

部屋の片隅で

「誰かを殺したい」ではなく

殺意を抱きたい」と

そういう欲望に苛まれることがある。

憤りそうになっても穏やかに

逃げたくなっても踏ん張って

しかし生い立ちや努力不足でそれらを認めてもらったり赦してもらったり慰めのような物もありはせず

ただ、必死に抑えた感情達が、こうして床に就くとうずうずと暴れ出す。

殺しなんか絶対にしちゃいけない。それが正当化されることはない。

けど、殺したいほどに憎しみの感情に身を任せてしまいたい。

そうするととても楽に見えるから。怒り、苦しみ喘ぎ、支離滅裂な、或いは被害妄想的な、誰も裁かない断罪贖罪欲求に飲まれて暴れ回るのはとても楽で、楽しそうだから

おれには誰も殺せない。何かしたら誰かを傷つけ、何かすれば誰かの邪魔になることを、おれ自身理解しているからだ。

それを理解して人を殺すなど、人に暴力を振るうなど、できる訳が無い。

  • 気取って文体整えてる余裕があるみたいだし切迫感が一切感じられない。次

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