たまにどうしようもなく
部屋の片隅で
「誰かを殺したい」ではなく
「殺意を抱きたい」と
憤りそうになっても穏やかに
逃げたくなっても踏ん張って
しかし生い立ちや努力不足でそれらを認めてもらったり赦してもらったり慰めのような物もありはせず
ただ、必死に抑えた感情達が、こうして床に就くとうずうずと暴れ出す。
殺しなんか絶対にしちゃいけない。それが正当化されることはない。
そうするととても楽に見えるから。怒り、苦しみ喘ぎ、支離滅裂な、或いは被害妄想的な、誰も裁かない断罪と贖罪の欲求に飲まれて暴れ回るのはとても楽で、楽しそうだから。
気取って文体整えてる余裕があるみたいだし切迫感が一切感じられない。次