最初は悪人たちはひれ伏すはず。 但しコレだけで平和的に解決できるかとなると、そうはいかない。
御老公による裁きが進むうちに、悪人どもは 「じじいを殺すしかない!」 と思いはじめてしまう。
最悪な結果となり、悪人どもと、助さん・格さんとの死闘が始まってしまいかねない。
そうなると御老公の命が危ないだけでなく、 戦闘を印篭によって収拾することができない。
多くの死傷者が出る可能性も有る。 いくら悪人とはいえ、これでは御老公の御希望どおりではない。
そこで先に、ある程度なぐって、敵に恐怖心を与えておいてから、 印篭で収拾させている。
悪人どもも、 あんな思いっきり殴られたら、刃の方でなくても死んでしまう、 などと思いはじめて、
やられても、やられても、立ち上がって戦う部下どもも、 戦いの空しさを痛感しはじめる。
そこを見計らって「もういいでしょう!」と御老公が叫ぶ。 悪人たちにとって、この声は神の声。
そこで印篭を出す。ひれ伏した悪人どもは、 ここまでくると、反撃しようという気力すら起こらない。
悪人にしてみれば、おとなしく裁きを受けるしかない。 という心境となる。
最初に印篭を出すよりも、はるかに合理的な方法、であるというわけ。
悪人どもは御老公よりも、助さんと格さんに対して、ひれ伏している!?
暴れん坊将軍とかは、基本、悪い奴は皆殺しにするから、 悪い奴も必死に抵抗し、将軍を亡き者にしようと奮戦する意味があるけれど、 水戸黄門は、ほどよく暴れまわったところで、も...
しかも殴られてるのは悪者の悪事を知らないただ狼藉者を捉えようとする家来だったりする(印籠の後悪者を連行していったりする) あれはかわいそう(´・ω・`)