火曜日は日を追って月曜日に接近しつつあった。
国連や世界中の科学者もようやく火曜日の脅威を認めたものの、ロケット計画の実現性については否定的であった。
そんな中でも脱出ロケットの建造と乗組員の選抜が順次進められていたが、火曜日の影響によって地震や洪水が世界中で頻発する。
パニックも起こり、犠牲者が刻一刻と増えていった。
脱出ロケットがほぼ完成に近づく中、乗務員に選ばれるか否かが次第に重要課題となっていった。
計画の中心人物を除いては最終的にくじ引きによって決定されたが、選ばれながらも選ばれなかった恋人と月曜日に残ることを申し出る者や、逆に銃を突きつけて乗り込みを強いる者も現われた。
Permalink | 記事への反応(1) | 08:15
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